蔵王温泉大露天風呂
蔵王温泉は源泉かけ流し方式で、泉質は酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉で、硫黄と酸性の強い温泉です。湯花と混合して緑がかった乳白色のお湯は、慢性皮膚炎病・糖尿病・慢性消化器病・慢性婦人病・関節病・疲労回復などの効能があると言われ、「子供が丈夫に育つ湯」「難病治療の湯」、肌を白く滑らかにする「姫の湯」「美人づくりの湯」と親しまれています。蔵王温泉大露天風呂は、200人が一度に入浴できる文字通りの名物大露天風呂です。
西暦110年頃、東征した日本武尊が蝦夷征伐に来た際、武将の吉備多賀由に発見されたと伝える名湯です。以前は「多賀由温泉」や「高湯温泉」とも呼ばれ、白布(山形県)、信夫(福島県)とともに「奥羽三高湯」にかぞえられる、標高約900mの高地にある湯治場として繁栄してきました。
5つの源泉群とそこから分かれる47の天然湧出源泉があり、湯量の豊富さは山形県内随一です。
温泉街
酢川温泉神社
温泉の神といわれ、清和天皇について記された「日本三代実録」にも登場し、貞観15年(873)に清和天皇から正五位を授けられています。農商工殖産興業の神、家内安全、厄難削除、そして縁結びの神として崇められています。
お釜
直径約300mのほぼ円形、水深約25m、五色岳噴火でできた爆裂火口湖(カルデラ湖)です。エメラルドグリーンの色彩が変わることから「五色沼」ともいわれています。
チングルマやハクサンチドリ、ワタスゲなど、何種類もの高山植物を見ることができます。なかでも「高山植物の女王」と呼ばれる、可愛らしいピンクの花をつけたコマクサが登山者の目を楽しませています。
TS-STONE
蔵王にも縁が深く山形市の特別名誉市民であるオーストリア人アルペンスキー選手であり俳優のトニー・ザイラー氏(1935-2009)の功績を称えた顕彰碑で、蔵王の新しいパワースポットです。
蔵王三大神
蔵王大権現
蔵王スカイケーブル中央高原駅前に、山形市下宝沢(蔵王口)に鎮座する蔵王大権現の礼拝所として建立されました。どんな悪魔をも降伏させ、平和を招来する象徴、更に農耕をはじめ諸産業の頼もしい水の神として慕われ崇敬されています。
日本最大級スノーエリア 蔵王温泉スキー場
温泉と樹氷、そして雪質抜群のパウダースノー、豊富な降雪による安定したゲレンデコンディションは、スキーヤーやボーダーに根強い人気があります。自然の地形を活かした、変化に富んだ14のゲレンデと12のコースなど、ここでしか体験できない爽快感を味わうことができます。
ゲレンデ、コースなどには、日本語の他に英語、韓国語、中国語の案内サインを設置。また蔵王スキーパトロール隊やボランティアの安全指導員が、お客様の快適さと安全をサポートします。
大正3年(1914)に地元関係者の冬山探検で発見され、「雪の坊」と呼ばれていました。ドイツ人のアーノルド・ファンク博士による記録映画が撮影され、世界に紹介されました。