蔵王文学のみち 茂吉歌碑ガイドブック
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― 29 ―朗読山のべににほひし葛意味山のべに香って美しい葛の房花は、人の手の入った藤浪よりもものの哀れ、愛しさを感じさせる。注釈小題「山水人間虫魚」(51首)の「あららぎの実」(6首)の一つ。歌碑は茂吉自筆の色紙をもとに刻まれているため、歌集「つゆじも」に載る歌と一部が異なる。場所山形美術館出典つゆじも(大正10年)建立者山形新聞・山形放送クズフサハナ花は△藤なみよりもあはれなりけりの房建立年昭和61年(1986)アクセスはこちらから蔵王文学のみち周辺歌碑街の歌碑山のべににほひし(へる)葛くずの房ふさ花はな(花房)は藤なみよりもあはれなりけり

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