蔵王文学のみち 茂吉歌碑ガイドブック
25/32

― 23 ―ふりがなここにして ざおうのやまは あらやまと とこたちわたる くもみつつおり朗読ここにして蔵王の山はあら山と△常立ちわたる雲見つつをり意味ここから見える蔵王は荒山だな、そう思い、いつでも立ちわたっている、見慣れた雲をしばらく見て立っている。小題「羽前」。詞書「四月三十日、赤湯を立ち上山温泉山城屋に著く。五月一日、上山を立ち山形を経て高湯温泉なる瀧山に登る。高橋重男同道せり」10首中の一つ。霜(昭和16年)蔵王ロープウェイ山麓駅平成30年(2018)蔵王温泉観光協会注釈出典場所建立年建立者アクセスはこちらから湯の歌碑ここにして蔵ざ王わうの山はあら山と常とこ立たちわたる雲くも見つつをり

元のページ  ../index.html#25

このブックを見る