蔵王文学のみち 茂吉歌碑ガイドブック
20/32

― 18 ―ふりがなひさかたの ゆきはれしかば いりひさし ざおうのやまは あかあかとみゆ朗読ひさかたの雪はれしかば入日さし△蔵意味毎日の雪が今日は晴れて、夕日の当たる雪山の蔵王が染まって赤々と見える。(何とも勇壮だ。)小題「続上ノ山滞在吟」32首中の一つ。「ひさかたの」枕詞。もともと「天」にかかるが、天空に関係あるものとして「雲」「雪」「霰(あられ)」にもかかる。茂吉は赤が好きで、子どもの頃からの蔵王が赤々と染まる風景につよく感動していると思われる。白桃(昭和9年)蔵王スカイケーブル上の台駅平成29年(2017)株式会社ヤマコー注釈出典場所建立年建立者ザオウ王の山は赤々と見ゆアクセスはこちらから湯の歌碑ひさかたの雪はれしかば入いり日ひさし蔵ざ王わうの山は赤あかあか々と見ゆ

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る