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ひょう・ひょう干し

庭・公園・畑・道のわき等、土のあるところの土面を這うように自生する雑草ですが、実は立派な「すべりひゆ」と言う学名を持っています。しかし、繁殖力が強いため、畑の雑草No.1の汚名もありますが、栄養学的にも食文化の上でも存在価値のある植物です。 最盛期は六・七・八月。暗紅色の茎に可憐な葉っぱが向きあってついており、黄色の小さな花が咲きます。この花が咲かないうちにこれを摘み、茹でて八月の真夏の太陽で干しかわかします。これが「ひょう干し」なのです。

このひょう干しは私達の正月には欠かす事ができません。「ひょう干し」を戻して、油揚、打豆、人参等と共に醤油、酒、砂糖などで炒め煮に仕上げます。その姿は決して主菜にはならずあくまでも脇役ですが、「ひょっとして良いことがあるかも?」という縁起物なのです。

真夏の太陽のもと干した「ひょう」はビタミンDやエルゴステリンがたくさん含まれており、体内のカルシウムと共生して骨に好ましく関与します。太陽の少ない時期に太陽を食べるということでしょうか。

又干物としてだけでなく清鮮野菜の少ない八月に茹でて、辛子酢醤油で食べる味は八月の暑気払いのようで、体に生気を与えてくれそうです。